ドル円相場は基本104円〜106円レンジを想定している相場参加者が多いと思うが今日直近highの105.80を超えて106.11まで上昇している。
次のターゲットは日足の雲の上限がレジスタンスとなるかどうかだろう。
現状、大統領選を前にトランプ大統領のコロナについてや、追加財政政策についてのヘッドラインで相場は一喜一憂している中で、バイデン氏の当選確率が上昇しているところからバイデントレード、ブルーウェーブを予想したトレードが既に始まっている。
そこでドル円がその後どうなるかだが、現状ドル売り、円買いに向かっていくだろうとの見方が多い気がする。
しかし、チャートだけ見るとどうなるか。
4年前
4年前のチャートを見比べてみると、日足の雲の下を下げる下落トレンドの形が似ているのがわかるだろう。4年前は10月に雲の上に顔を出し、その後トランプ当選があり上に打ち上がったのは記憶に新しい。
今回も見てみるとやはり夏場からの下げ相場が一服し始め、ここの雲を抜けてくると一旦下げトレンドはクリアされ107円108円といった水準が見えてくる可能性がある。
さすがに4年前と同じような軌跡をたどることはないと思うがベアに傾きすぎたドル円相場の巻き戻しも視野に入る水準に近づいていることは確かである。
今週から来週にかけてこの一目均衡表の雲を上抜けるかどうか引き続きドル円については重要なチャートポイントになるだろう。無論、本日の上値トライが失敗し日足の雲がレジスタンスとなる軌跡は考えられるので前のめりになりすぎる場面でもまだないだろう。