こんにちは
週末のニュースを見ていたら中国が動いてきていました。
これは何かというと、以前相場がドル高元安に動いていた際の元安の動きを抑制する措置です。中国の中銀である中国人民銀行(PBOC)が市中銀行に一部の為替フォワード取引で準備金を取引の20%積むことを義務付けさせ、元安サイドの為替予約をとりにくくしてました。
ですので今回この義務を撤廃したことで考えられることは以下の2点。
①当局が元安への懸念がなくなったか
②今回の元高のスピードをけん制する狙いか
と考えられます。
そもそもこの取引で元安の動きを止められたかというとあまり効果は少ないといわれておりますので、やはり当局の何らかのシグナルととらえるべきでしょう。そして今回は、元高スピードの調整といったとこを狙ってだと考えられます。
週初のドル人民元を見てみるとギャップしてオープンしておりドル買い再度に振れております。
実は以前にもこの義務を撤廃しておりその時はどうなったかというと。
見事にドル高サイドに調整するなどマーケットの転換となるニュースでもあります。
ちなみにドルインデックスへの影響を見てみましょう。
同じくドル買い再度に反転してます。
今回バイデントレードでドル売りのトレンドが継続している中でのこの発表は一時的になるにしろ相場の流れを変えるものと考えて警戒してみていきたいところでしょう。
特に財政期待トレードが進んでおりますが、実際米国での共和党、民主党の歩み寄りは今のところ進んでおらず、トランプ大統領の焦りからの話だけなので財政期待でトレードをするのは危険と考えてます。
本日は、ドル、米国休日のため明日から本格的に動き出すでしょうが直近の注目ポイントとして人民元から目が離せないことは確かだと思います。